サン・フェルミン祭の期間は一日がとても長く感じられます。街はとても汚く衛生状態も悪くなります。エンシエロは朝8時に始まり、闘牛は午後6時半です。牛追いの終了後、闘牛の開始まで10時間、ずっとバルで飲み続け酔っぱらった参加者の相手をしているわけにもいきません。そんな時はパンプローナを数時間離れ、スペインの闘牛の伝統と文化を発見に行くのが賢い選択です。ガナデリアとは闘牛牧場のことです。闘牛を育てるのは容易なことではありません。スペインの伝統的な文化であり、また芸術でもあります。闘牛牧場の見学、闘牛を管理する農場の人々との会話は、あなたがエンシエロを違った角度から捉えることを可能にしてくれます。
通常、闘牛牧場の見学は観光客を受け入れていません。私の農場を経営する友人を介して、見学を許可してもらっています。農場で遅めの朝食をとり、ミニバンに乗って広大な丘の上に放牧された牛たちの間を回る、サファリ体験となります。パンプローナの町中では見ることのできない、闘牛を育てるという特別で芸術的な“仕事”のために、人々が燃やす情熱を感じることができるでしょう。